小さい声は届かないのか。

久しぶりに悔し涙が出ました。

昨日、新町内会結成届(色々な書類を一生懸命にそろえました)をもって、議員さん立ち会いの下、市民協働局(だったっけ?)の局長さんとお話しさせていただくこと小一時間。 

岡山市は新町内会を立ち上げる際の内規(市役所内での決めごとだそうです)を満たさないから受け取れないというのです。私たちが満たすことのできていない要項とは、

①10世帯以上でないこと

②現町内会長・連合町内会長の承認印がないこと

だというのですが・・・・

局長さんには、これまでの経緯をお話ししました。

私たち小畑地区はもともと5世帯しかない小部落なのです。

その小部落が、大きな富吉町内会という町内会から無視され続け、地元の意見を全く取り上げてくださらず、町内会規約に基づいて、3分の1以上の署名と文書にて臨時総会を求めたにもかかわらず規約分の読めない(すみません、人を悪く言うわけではないのですが、誰にでも分かるようなことを理解できないような方が町内会長をしておられると私は認識しています)会長によって、「会長が必要性を認めない」という理由から、臨時総会は行われず、

では、自分たちで総会を行おうと皆さんに呼びかけて、火葬場についての賛否を問いました。これが平成25年秋のことでした。

結果、60世帯中53世帯が反対。

その議事録と結果を岡山市生活安全課に提出したにもかかわらず、町内会の申し出てないということで、全く相手にされず、その後も様々な意見書・陳情書、そして、署名活動・署名提出など活動すること4年。

それでも、私たちの声は岡山市に届かない。

たった5世帯の火葬場建設候補地に最も近い、わずか400mの小畑地区住民は、自分たちの住環境を守るために、仕方なく、先祖代々続いてきたこの富吉町内会を脱会し、自分たちの町内会を立ち上げ、岡山市と交渉するしか術がなかったわけです。

それを説明してもなお、岡山市は10世帯以上ないとという内規に基づき、書類を受け取ることはできないというのです。

これまでの経緯を聞いて、それでも、「それは町内会の内部の問題ですから、行政が手を入れてああしろこうしろということはできない」というのです。

町内会のほんの一部の人の意見で全てが動く。

そして、その町内会長と手を携えている行政側は、町内会長以外の者には目を向けない。

じゃ、私たちはどこに向いて意見を言ったり、話し合ったりすればいいのでしょうか?

少数人数のものは黙っていろ、それが今の岡山市。

だとすると、強い者に巻かれていた方が得、と思うでしょう。「おかしい」と思っても、誰も声を出さない、おかしいと思っていても、もう一つの考え方に追随するしかないという二重思考に陥っているのではと感じます。

富吉町内会の中のほとんどの方は、この決め方に問題感をもっています。でも、岡山市が決めたこと、もう補助金もしっかりもらって使ってしまったし(都市計画決定が為される前に補助金をどんどん町内会に振り込んでくる生活安全課、おかしいと思いませんか?)仕方ないとあきらめているのです。

しかも、この補助金は、火葬場にもっとも近い小畑地区住民のためには一銭も使われていないわけで、「どうなってるの?」と疑問を持たざるを得ないわけです。

もっとも、私たちは岡山市の血税を自分たちのためだけに使おうなんて気持ちはさらさらありませんが・・・。

局長さんはこの事実をお知りになってもなお、「受け取れません」と言われました。「冷たいようかも知れませんが、生活安全課の問題です」とも言われました。

くやしさで涙があふれるのをこらえることができませんでした。

火葬場について考える会

岡山市は北区富吉にある埋立終了後の産業廃棄物処分場を高額で購入し火葬場を建設しようとしています。公共施設には適さない土地を購入したこと。その価格があまりにも高額なこと。地元の同意を得ないまま進めていることにたいし、私たちは闘っています。

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