若狭先生を招いて。

昨日9月3日(土)午後1時30分~本高校教諭で、地理学功労者の若狭勝先生をお招きして、勉強会を行いました。

若狭先生は、今年5月に火葬場の候補地となった地域をフィールドワークなさり、地形や埋め立て地の様子、風配図などから、総合的にこの土地に火葬場を造るのは大間違いだという見識を「古代山陽道の歴史を刻み 果物王国を創ってきた 馬屋上の精神的風土と叡智」

という題名で、レポートをまとめてくださった方です。

開口一番、「なぜ、候補地直下の後谷地区から、香和学区の吉宗地区の住民が団結してこのむちゃくちゃな計画を阻止しないのですか。」といわれました。

それほどに、今回の岡山市の計画はおかしなことだらけ、違法性もたくさんあるとのことでした。告発事案だとさえおっしゃっておられました。

今私たちが提訴している裁判では、負けるはずがないと・・・。「私もそう思います!」と本当に勇気をいただきました。

若狭先生はさすが、高校で教鞭をとっておられただけあり、とてもおもしろいお話で、私たちを引き込んでくださいました。1時30分から始めて、4時まで先生のお力のこもったお話は続きました。しかし、誰一人、長いなぁ、なんて思う人はおらず、「もっと聴きたい。」とみなさん思ったことでしょう。

参加者は20名ほどでしたが、もっとたくさんの方々にもこの話を聞いていただきたいと思いました。

また、チャンスがあれば、お願いしようと思います。

しかし・・・

この勉強会で、私は本当に自分たちが今、とてつもなく危険な土地と隣り合わせで毎日を過ごしているのかに気付き、

言葉がありませんでした。

近所の方と、避難用持ち出し袋をつくっておかないといけないね、避難するときは助け合いましょうね、と真剣に話しました。

昨晩から、私はずっと気が重く、この先子どもたちがこの家を継ぎ、暮らしていくようになったころ、災害が起きなければいいが、と願うしかありませんでした。

考えてみるとこの辺りは、今回の候補地だけでなく、

昔の我が家の田んぼだったところも、岡山市民病院だの、イオン岡山だのから出た残土が埋められました。この辺りは埋め立て地ばかりができているのです。

御津あたりにも産廃の埋め立て計画が次々とあるようです。若狭先生曰く、吉備新線沿いは、今やゴミ街道と言われていますよ、ということでした。ぼんやりしていると、いつの間にかこんなことになってしまうのだと、本当におそろしくなりました。今、私たちが火葬場建設の異常性を訴え、訴訟を起こしたことは正しかったと心底思っています。

どんなに時間がかかろうと、どんなに大変だろうと、行政に一石を当時続けなければいけないと思います。皆様、どうか、火葬場問題に関心を持ち、どうしてこうなったのかを明らかにしていく今回の裁判を見守ってください。

9月6日(火)14:00~17:00

岡山地方裁判所202号法廷にて、不動産鑑定士2名の証人尋問が始まります。

9月13日(火)14:00~17:00は

元岡山市生活安全課課長内山氏と原告側の私の証人尋問です。

たくさんの方々の傍聴をお待ちしています。

火葬場について考える会

岡山市は北区富吉にある埋立終了後の産業廃棄物処分場を高額で購入し火葬場を建設しようとしています。公共施設には適さない土地を購入したこと。その価格があまりにも高額なこと。地元の同意を得ないまま進めていることにたいし、私たちは闘っています。

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