都市計画審議会を傍聴しました。

 8月4日(金)午後2時~岡山市北斎場に関しての都市計画審議会が行われました。
考える会のメンバーとともに傍聴に行ってきました。

 勤労者福祉センターの5階、体育集会室にて受付。審議会の皆様の「公開を了承する決議」の後、傍聴を許され、会場に入っていきました。

 岡山市からの概要の説明に続いて、委員の方々からの質問。今回の審議会では、一般の委員からの質問は一切なく、市議会議員の方々の質問で終わりました。私は、今回の都市計画においては前例のないほど意見書があることや、地元住民による公述記録があるので、「どうしてこんなに意見が多いのだろう」と疑問を持ってくださる、または、同じような意見を持って、岡山市に質問をしてくださる委員の方がいらっしゃってもおかしくないと思っていただけに、とても残念な結果でした。

 市議会議員の方々は、これまでの議会通り、市民目線で反対してくださっている方のみが、岡山市のおかしさを追求してくださいました。いわゆる「賛成派」の議員の方々からの威圧的な物言いに負けずと頑張ってくださる姿に、心からの感謝と共に尊敬の気持ちを持ちました。「ここで質問する内容じゃないだろう」「別のステージで議論する事じゃ」と言われる方に「そこに住んでおられる方々がいらっしゃるから言ってるんです!」とひるむことなく質問を投げかけてくださる姿。

 「私たちのために、ここまでしてくださって本当にありがとうございます」という気持ちと共に湧いてきたのは、「なぜ、いつまでたっても、もっと建設的な話し合いが行われないのだろう?返ってくるのは威圧的な言葉。これじゃ、みんな何も言えなくなってしまう・・・」という気持ち。

 民主主義って、少数意見も大切にすることではなかったでしょうか?少数意見の者が物言えなくなってしまう社会は、すでに民主主義ではないのでは?とさえ思ってしまいました。

 何はともあれ、今回の都市計画審議会で北斎場についてはお一人の反対のみ。あとは全員挙手をして決定したということです。今後、県知事の決定を受けて、具体的な建設計画に移っていくようです。

 納得できないですが、これが現実です。

 次は、差し止め請求裁判を提訴するしかありません。いったいどこまで、一市民として物言うために、自分の時間とお金を使えばきちんとした意見が言えるのでしょうか。情けない限りです。

火葬場について考える会

岡山市は北区富吉にある埋立終了後の産業廃棄物処分場を高額で購入し火葬場を建設しようとしています。公共施設には適さない土地を購入したこと。その価格があまりにも高額なこと。地元の同意を得ないまま進めていることにたいし、私たちは闘っています。

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